おはようございます。リフォーム事業部、澤山です。

さて、知れば知るほど癖になる酢こんぶのような左官の世界を本日も紹介します。

今回ご紹介するのは「ハキツケ」と言う左官仕上げです。

まず、養生をします。

左官工事となるとモルタルが落ちても大丈夫なように足元の養生を

しっかり行いますが今回はなぜか上や横まで養生しています。

よく見ると小さいホウキもあります。なんか汚れる作業でもするのでしょうか。

養生が終わると作業開始。まずは下地を調整します。

すると後ろから本塗りが始まりました。

なんだかいつも通りの作業ですね。

あれ、なにやら横でシャッシャシャッシャと奇妙な音が・・・。

シャッシャッシャッシャッ

シャッシャッシャッシャッ

何という事でしょう！塗り終わったそばから先ほどのホウキでモルタルを掃き飛ばしています！

動画で見せられないのが残念なくらい小気味良いテンポでモルタルを飛ばしていきます。

刀削麺もつくれそうです。

塗ったそばからガンガン行きます。

速い。猗窩座さんです。受けきれるか凪で...‼です。

これだけ飛ばせば養生もしっかりしないと大変な事になります。

あっという間に仕上がりました。

ハキツケは掃き付けと言い、市電の除雪にも使われるササラでモルタルを

掃いて付ける左官の事でまさに読んで字のごとくですね。

モルタルが乾くと上手くつかなくなるとか。それでガンガン行っていたそうです。

大小さまざまなモルタルで模様ができました。いつもの基礎とは違ってこれもまたいい感じ。

掃き付けは機械でもできるそうなのですが手作業でやった方が毎回掃き付けられる大きさが

違って味がでるとの事です。機会があれば見比べてみたいですね。

仕上方法は違っても材料はモルタルなので乾くと灰色になります。

費用は少し上がりますが少し違う基礎にしたいという方にお勧めです。

他にも色々な仕上げがあるのでまた機会があればお知らせします。

ようやく札幌も暖かくなってまいりました。色々と大変な時期ですが

一味違うおうちをご希望の方のご相談をお待ちしております。

澤山でした。