2015年4月に現会長から経営のバトンを受け継ぎ、早いもので5年目を迎える事となりました。
事業承継後5期目となる決算(2020年3月末)は、グループ合算で過去最高売上30億円台に迫る勢いで推移をしております。これもひとえに皆様からのご支援・ご愛顧のおかげと心より感謝申し上げます。
今後ますます縮小が進む住宅市場で、私たちタケウチグループは「どのように生き残っていくのか?」企業として最も大切な会社の永続。「タケウチグループに関わる全ての方々の『幸せを守る』ため絶対に会社を潰してはいけない。」この信念が先代から受け継いだ最も『大切にすべき考え』であり、代表者として5年の経営をする中で『確信となった考え』です。それを実現する上で重要な手段の1つが『企業ブランド』を構築することであると、私たちの住生活業界でも言われるようになってきました。
昨年は平成から令和へ代わり新たな時代の幕が開けました。今年は日本でオリンピックが開催されます。賛否はありますが札幌では五輪マラソン・競歩が行われる記憶に残る年となることでしょう。そのような節目の2020年に、私たちタケウチグループの未来を切り拓く「スタート」をきれるよう、新たなミッション(果たすべき使命。地域社会にとっての存在意義。タケウチとしての根本的な考え)を1年かけ整えました。社内の事業部や役職、勤続年数や年齢に縛られることなく、多様性のある18名のメンバーが集まって「リブランディングチーム」を立上げました。そのメンバーを中心としてパートナー企業LOCAS様のサポートを頂きながら「私たちの強みは何か?」「タケウチはどのように世の中に貢献をしていくのか?」その他にも様々なテーマに対し「生活者・求職者・従業員目線でどのように見えているのか?どのように受け取られるのか?」を何度も議論を重ねました。そこから出てきたキーワードを基に、私たちがいちばん大切にする思いを現状視点ではなく未来視点で考えていきました。その結果「新ブランドミッション『暮らしにきらめきを。~illuminate a life.~』」が生まれました。
昨年の令和1年11月11日午後1時。札幌ファクトリー内のユナイテッド・シネマ札幌の1会場を貸し切り、まずは社内向けの「新ブランドアイデンティティー発表会」を実施しました。当日のプログラムでは感動のあまり多くのスタッフが涙する場面もございました(私も泣きました)。今後、ホームページや広告関係・販促物を含め皆様の目にも触れる機会があるかと思います。
実際にお客様は何を基準に商品やサービスを選んでいるのか?決して「なんとなく」「適当に」会社や商品を選んではないはずです。時には衝動買いもあるでしょう。しかし、住宅のような高額商品では何かしらの基準を持って選択をされていると思います。「どの会社の商品やサービスが最も自分を『満足』させてくれるのか?」きっと皆様も『満足感』を求めて買い物をされているのではないでしょうか。住宅業界で言えば、耐震性や省エネ性、耐久性などの『機能的価値』を十分満たした上で、あえてこの部分では戦わない。デザインや楽しさ、自分らしさ、感動、ステータス、ブランド背景などの『意味的価値』を高め、競争のない(少ない)ブルーオーシャンに出る事が重要とも言われております(LOCAS様からの学び)。これを可能にしていくのが『ブランディング』です。パートナー企業の皆様には、毎年4月に開催をしている「経営計画発表会」にて改めてご説明をさせて頂きます。
昨年入社をしてくれた14名のスタッフを含めタケウチグループ総勢109名。「北海道・札幌の暮らしにきらめきをつくる」ブランド企業を目指し、常に健全な危機意識を持ちチャレンジと成長を続けて参ります。今後とも変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願いを申し上げます。