たけうちの
スタッフブログ

2022.07.23

”ちゃん”シリーズリフォーム

サビちゃん

おはようございます。工事部、澤山です。

先日、バルコニーの手すりを交換したいと相談がありました。

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なかなか年季が入った手すり。サビがところどころにあります。

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腐食が進みすぎて穴が開いてしまった部分もあります。

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ここまでサビたらもう交換しないとダメでしょう?とお施主様。

しかしサビてはいますが調べてみると手すり自体はまだ丈夫そう。

かなり広いバルコニーなので、長い手すりの撤去や取替費用はかなりの金額になります。

そこで今回は今ある手すりを活かして甦らせようと塗装を提案しました。

まずは先行して腐食してしまった部分の手すりをカットします。

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結構なおサビでらっしゃいました。

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同じ寸法の鉄パイプを作成し、溶接しました。

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そしてこれからは塗装なのですが、いきなり塗ったところで塗装は上手くいきません。

下準備が必要なのです。

サビが浮いていると塗料はサビについてしまい本体につかなくなってしまいます。

なのでまずはサビを落とします。

削りーの

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やすりーの。

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サビを落としたら続いてサビ止めを塗ります。

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今回はブラウンのサビ止めですが本来は赤や灰、黒などもあります。

工事現場では灰色や赤の鉄骨をよく見ますがあれは実はサビ止めを

塗っているのです。

このサビ止めが重要で、サビを防ぎ、なおかつ塗料の密着を良くします。

分かりやすく言うと仲人さんみたいなものです。異論は認めません。

サビ止めを塗り終えました。サビがまだ分かります。

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続いて仕上です。まずは1度目。中塗りと言います。

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ちょっとツヤがでてきました。

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元も茶色でサビ止めも仕上も茶色なので少し分かりづらくてすいません。

しかし塗装も1回だとまだ仕上がりません。

思い出して下さい。あの三冠戦、三沢光晴が川田利明に投げっぱなしジャーマンを

放ち、もう試合は決していたのに抱き起してタイガースープレックスでピンフォールを

とりました。仕上とはそういうものなのです。

なんでもかんでも一発で沈ませるスタン・ハンセンのウエスタンラリアットのようにはいきません。

そして最後のタイガースープレックス...もとい、本塗りをして完了です。

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やだピッカピカ。1年生でしょうか。友達100人できるかな。

近くで見るとサビ跡はあります。

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しかしサビを落とし、サビ止めを塗る下準備をしたので今の状態では

これ以上サビる事はないでしょう。

あれだけ腐食していた部分も綺麗になりました。

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これでしばらくは大丈夫です。

新しいものは確かに気持ちがいいものですが今あるものを綺麗に再生するのも

また気持ちがいいものです。

お取替えを希望の方も修繕を希望の方もまずはご相談ください。

一番いい方法を一緒に考えていきたいと思います。

澤山でした。


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