新築住宅の性能 その2
2019/12/28
こんばんは、新築事業部のGです。
ひさしぶりに前回からの続きですが、コンクリートを流し込む前に、
基礎のこだわりポイントをお伝え致します。
ポイント1:基礎断熱工法。 建物の外周面に、工場で加工されたJ暖熱枠を利用する事により、
現場でのゴミが少なくなり、また、材料が軽いため運搬するときのトラックの燃料が軽減される等、
環境に配慮しております。(運ぶ人にも優しい)
←J暖熱枠を取付中
J暖熱枠の断熱材は、基礎に一般的使われる断熱材より性能が高く、同じ厚さだと熱の逃げる量が少ないのが特徴です。
また、工期が短くなり10~14日間で基礎が完成します。
ポイント2:耐圧版基礎(べた基礎)。基礎の下部分、立上り部分、耐圧版部分を一度にコンクリートで固める事により、
不同沈下(部分的に地盤が緩んで家が傾く)や地震、液状化現象に強い基礎になります。
ポイント3:グリッドポスト基礎。建物内の基礎の立上りを無くし必要な部分に、グリッドポストを配置します。
床下の通気が良くなり、床下のジメジメが軽減されます。また、立上りが無いので基礎の重さを軽くし地盤への負担を低減します。
↑ 十字型とI型のコンクリートのかたまりが、グリッドポスト。
グリッドポストも工場で作られ現場に運ばれます。
ポイント4:ホールダウンアンカーボルト。ホールダウン金物は、家の角に必ずと言っていいほどこの金物が取り付きます。
その金物は、基礎と土台そして柱をつなぎ、地震や台風などから建物を守ります。
竹内建設のこだわりは、その金物を柱の中に入れて断熱材の欠損を無くし、壁の中の結露のリスクを減らすように考えてます。
しかし、その金物を基礎から止めるホールダウンアンカーボルトの施工精度が非常に重要で、
一般的なホールダウンアンカーボルトは、5~6センチずれても何とかできますが、
竹内建設のホールダウンアンカーボルトは、5㎜以上ずれては使えません。
熟練された職人さんが、一か所一か所丁寧に取付けていきます。
ポイント5:長期優良住宅の性能を確保するため、維持管理・更新への配慮
雑排水(トイレや流し等の排水)の配管は、将来 補修や点検交換できるように、
コンクリートに埋めてはいけないルールとなってます。
その為、竹内建設では、その部分にサヤ管を利用し、「維持管理対策等級3」に対応しております。
サヤ管とは、配管を後から交換できるように、先に設置する、ひとまわり大きい管の事です。スリーブとも呼ばれます。
っと言うところで、次回に続きます~。