無垢の気持ち
2020/06/25
2020年 6月 25日 夕刻
当社地元、豊平区月寒東
ココティークモデルハウス
いつものダイニングで
いつものコーヒーを飲んでいると
自分の足元から、なにやら声が聞こえる
床材の"無垢"が話しかけてきたようだ
吾輩は無垢である。 名前はまだ無い。
西『や、君の名前は大西洋海岸松。
ちなみにあだ名はココフロアだよ』
どこで生れたか頓(とん)と見當がつかぬ。
西『えーっと、フランス南西部出身で
たしか推定50歳くらいかなぁ?』
何でも薄暗いじめじめした所でニヤーニヤー泣いて居た事丈は記憶して居る。
西『君は乾燥するとやせるからねぇ。
加湿器で保湿してあげたつもり
なんだけどなぁ。』
吾輩はこゝで始めて人間といふものを見た。
西『僕は西村と言います。
もう8年以上のお付き合いに
なるんだけど。。。』
そんな会話を妄想しながら、
改めて"彼"と向き合う事にした。
木の節(ふし)を発見。
節って、枝が幹に吸収されてできるんです。
この節が出す風合いがいいんです。
節のイスで小休止。
彼らは生きている。だから呼吸もしている。
季節によって少し動きをみせてくれるのが
独特のここちよい足ざわりになったり。
ここちよくて、つい長居してしまった。
今度は誰が話しかけてくれるのか。
-続-