NEW!たけうちの本棚
2018/05/20
こんにちは!
リノベーション事業部の森岡です。
先月、映画監督の高畑勲さんが亡くなりましたが、
お別れの会での、宮崎駿監督の弔辞が素晴らしく
胸を打たれました。
「ありがとう、パクさん。55年前に...あの雨上がりのバス停で声をかけてくれたパクさんのことを忘れない」
という美しい言葉にも、じーん。
ちなみにパクさんというのは高畑勲さんのあだ名で、
「昔、朝ぎりぎりに出社してきていつもパンをパクパク食べていた」
事からきているそう。ユーモアがありますね^^
どうして唐突にこんな話かというと
宮崎駿さんのように
大切な瞬間に、気の利いた、すてきな言葉をかけられる人になりたいなとずっと思っていて
それはきっと、人としての深みだとか、ものごとの捉え方、思考の豊かさなどがもたらすものですよね。
そして、何が自分を豊かにするか、人それぞれとは思いますが
私にとっては「読書」がその中のひとつです。
竹内建設には、仕事に役立つ本や、自分の成長に繋がる本を購入できる制度があって、せっかくの制度なら活用しながら読書文化をひろめていきたい!
と奮起しまして、自称図書委員としておすすめの本などを紹介する
「たけうちの本棚」というカテゴリーをブログに新しく作りました^^
ブログをご覧頂いた方々に少しでも興味を持っていただき、
ひとりでも多くの方に、本の魅力に触れてもらえたら嬉しいです。
というわけで、早速こちらを紹介します!
「超AI時代の生存戦略 」 落合陽一
この方は天才学者であると同時に、
食事に効率を求めるあまり
「レトルトカレーのパウチにストローを刺して飲む」
というなんとも個性的な方なのですが、
著書の中にはしびれるような、
ぶっ飛んだ発想と言葉が盛りだくさん。
AIが進化する時代に、人間の仕事を機械に取られないためには?
人は機械が出来ないクリエイティブな仕事をとよく言うが、
そもそもクリエイティブな仕事って何?
これからはワークライフバランス
よりも「ワークアズライフ」。
インターネットの普及で仕事と生活が混在している現在、
ライフとしてのワークが重要。
などなど。
なかでもお気に入りの文を抜粋します^^
『人間は本当に思考しているんだろうか?人間が思考しているというのは、実はプロセスで書けるのではないか?
そういうような議論がある中で、人間性の定義というのは現在進行形で変わっており、これからも変わってくるはずだ。
たとえば「心身がある」ということが人間性の定義だったとしたら、人間じゃないものも人間性を帯びてきてしまう。近代に私たちが獲得した人間性というものをアップデートしないと、人間性という残骸の内側は、どこにもたどり着かなくなる。
もしくは人間性そのものを諦めなければならなくなるはずだ。』
すてき!
自分の存在が揺らぐというか、
いろんなものを疑って、型にはまった考え方から敢えて外れることも大切で
わかったつもりで曖昧で済ませている事を
もっと深く深く追求したならば、
世界が違って見えるんだなと感じました。
長くなってしまったのですがこんな感じです^^
とってもおすすめですよ♪
おしまい