怪談ちゃん
2021/08/21
おはようございます。リフォーム事業部、澤山です。
浴室のリフォーム工事。うれしいですよね。
浴室は旦那様、キッチンは奥様の方が満足度が高く感じます。
さて、あれは先日浴室リフォームをしたお客様、仮にAさんとしておきましょうか。
そのAさんから浴槽に拭いても落ちないシミがあるって相談があったんですよ。
それを聞いてメンテナンスの業者さんと行きました。
業者さんが着くなりなにやらスプレーでなにかをかけだしました。
プシュ、プシュ、プシュ、プシュ
あれーなんだろこれ随分かけるなー、なんでかなー怖いなー
と思いながらも見ていたらその業者さん、ピタっと、急になにもしなくなって
じっっっと浴槽を見てるんです。
あれーなんでなにもしないんだろおかしいなーおかしいなーと思ってたら
すぅーっと
浴槽に赤い斑点、シミのようなものが出てきたんです。そのシミの色がどんどんどんどん濃くなっていって
それで私、あれーなんでこんな濃くなってくるんだろおかしいなー怖いなーと
思いながらも排水口に目をやると
べっったりと血のような赤いシミがあったんです。
あれーなんだろこれさっきまでなかったのに変だなー変だなーと思いながら見ていたら
その業者さん、血のようなシミを急にこすりだしたんです。
あれーなんだろ急にこすりだして怖いな怖いなーって思いながら見てたんですが
業者さんが何度も何度も色々な道具でこすっていくとシミがどんどん消えていくんです。
あれーなんでこんな簡単に落ちるのかなー怖いなー凄いなーと思って
ふっとスプレーを見たら「もらいサビ取り剤」って書いてあって
その赤い斑点
もらいサビだったんですよ。
以上、各々稲川淳二さんの声で脳内再生してください。
もらいサビとは水気のある場所で発生したある金属のサビが付着してしまう事です。
そのもの自体がサビているのではなく、サビをもらってしまうのでもらいサビと言います。
お風呂場にヘアピンをおきっぱなしにするとヘアピン型にサビがつくあの現象です。
リフォーム工事を行う際、既存の配管を切って新しい配管と接続を
したりする過程で配管の中に切った粉が入ってしまう場合があります。
それが残ってしまって配管から水やお湯と一緒に出てきてしまい、
サビてしまいます。これが赤い斑点になるのです。血じゃなくて良かったです。
これには金田一君もひと安心。
リフォーム工事ではどうしても起きてしまう事なのですがなるべく起こさないように
試運転時に水を多めに出したり、しっかり美装をしたりして、もらいサビの予防をします。
それでももらいサビができてしまった場合、メンテナンス業者さんの出番です。
最初のスプレーは切り粉を反応させる為のものでした。
この後、何度もスプレーをかけては何度も除去して最後は浴槽の掃除をした上で
拭き上げて終了。極上です。
今回も立派なアフターメンテナンスを拝見させていただきました。
工事が終わり、ひと段落した後、なにか気になる事をそのままにしていませんか。
工事が終わった後、施主様より「今までありがとうございました。」と言われることが
よくあります。ですが私達はここで終わりではありません。責任をもって施工させて
もらった以上、その後も一生涯、喜んでお付き合いさせて頂きます。
私達にとっては「今までありがとうございました。」だけではなく、
「これからもよろしくお願いします。」なのです。
なにかお困りの事がありましたら気兼ねなくご相談ください。
澤山でした。