カーペットちゃん
2019/07/06
おはようございます。リフォーム事業部、澤山です。
さて、本日の作業はこちら。
百姓一揆かな?いいえこちらはカーペット。
このカーペットはロールカーペットというタイプで全長で約3.6mもあります。
今日はカーペット工事をご紹介します。
カーペット、言わずもがな絨毯の事ですが最近は洋風にカーペットと呼ぶ
事が増えました。少し人気は減りましたがまだまだ需要のある工事です。
まずは荷物をずらします。
次に既存のカーペットをカッターで切って剥がしていきます。
今回のカーペットは高級品で厚さも相当あり業者さんが切るのに苦戦をしていました。
切ったカーペットは持ち運びしやすいようにクルクルクル
カーペットの下に敷かれているものはニードルフェルトと呼ばれる
カーペットの下地材で遮音性能もある優れもの。
こちらも交換します。
なので古いフェルトはクルクルクル
下地が出てきました。通常、下地は板張りが多いのですがこちらの家庭は
ほぼ床一面に暖房パネルが敷かれています。大きい・・・!
フェルトを敷き直したらさっきのカーペットをドン!
3.6mを敷いてもまだ余ります。広いですね。
続いて残りもクルクルクル
新しいフェルトをコロコロコロ
フェルトは敷くだけではズレるので、ズレ防止にステープルで打ち付けます。
パネルにはステープルが打ち込めないので予め糊をつけています。
丁寧に丁寧に敷きつめた後は新しいカーペットをコロコロコロ。
幅を合わせたらジョイントと呼ばれる繋ぎ目を切り出しました。
ジョイントは少しボサボサしているので切って整えるのだそう。丁寧な作業です。
切り終えたカーペットの「耳」の横で次は何かを入れています。
入れていたのはジョイントをくっつけるこちらのテープ。
そしてひそかに温めていたこちらのアイロンをかけます。
熱を持ったアイロンがテープの糊を溶かし、カーペットと融着させていきます。
溶かした後もしっかり着く様にゴシゴシ。
カーペットがくっついたらついに仕上作業に入ります。
今回はグリッパー工法と呼ばれるグリッパーを使った施工をしているのですが
こちらがそのグリッパー。大仁田厚もニッコリ、デスマッチさながらの針まみれです。
よく見ると板から出ている針が全て外側を向いています。
この外側に向いた針がカーペットを引っかけて動かなくします。
意外と痛々しいこの工法。しかし単に引っかけたってカーペットはユルユル。
どうしましょう。
そこで登場するのがこちら。ニーキッカーと呼ばれる工具です。
バンと引っかけて
ヒザ
バンと引っかけて
ヒザ
中邑真輔ばりにヒザが入ります。
ニーキッカーは読んで字の如く、ニー(ヒザ)でキックする工具です。
キッカーに引っかけたカーペットがキッカーの下部を蹴り込む事で少し伸ばされます。
伸ばされた端部が逆側を向いたニードルグリッパーに引っ掛かりカーペットが張った
状態で固定されます。固定された後はこちら。トリマーと呼ばれています。
これで端を切りまくり
最後に端部を壁とグリッパーの間に詰めて施工完了。
普段なにげなく目にするカーペットですが意外と手がかかる工事です。
カーペットは見た目より重い上、ニーキッカーは全身作業なので結構重労働。
最近の床の主流と言えばフロアーですがこうして見ればカーペットもなかなかいい感じですね。
なんと竹内建設ではフロアーもカーペットもどちらも承ります。
増税前でも間に合う工事です。ご相談お待ちしております。
澤山でした。