シート防水ちゃん
2021/12/14
おはようございます。リフォーム事業部、澤山です。
屋上やバルコニーで施工される事の多いシート防水ですが
長年使い続ける事でシートが固くなり亀裂が入ってしまいます。
心の傷は時間が解決してくれるかもしれませんがシートの傷は時間が
経ってもどうしようもありません。
止まない雨はないじゃない、元気をお出しよと励ませば心の傷は癒されますが
雨が止まないとシートの傷から水が沁みます。
さぁ、涙を拭いて!改修しよう!ミュージカル風に言いました。
とは言ってもシート防水は安くありません。なので今回は傷の上から新たに
シートを貼って防水するパッチ補修という方法で補修をします。
シート防水のシートはロールされて出荷されてきます。
まず材料を丁寧に切ります。
傷の周りに埃やゴミが付着していると密着がされないので綺麗に拭きます。
切ったシートは角があると剥がれやすくなるので角を落として丸くします。
段取り八分ですね。
シートの裏はこんな感じ。
裏側についている接着剤を溶かして密着させる溶着という方法で施工します。
溶かすのはこちら。
熱風機です。
ドライヤーの強化版のようなもののこちらは最高1200度まで出ます。
1200度ってどれくらいかと調べてみたら燃え盛る窯の中の温度くらいだとか。
ただ今回は600度で行くそうです。調べるとタバコの火くらい。間違えたら大やけどします。
そして丁寧に丁寧に溶着をします。
ローラーも使います。
そうしてついたシートに最後はシートと同じ素材の液体を塗ります。
ここでシートの表面も溶着させるそうです。
できました。
シートのつなぎ目の亀裂も直してくれました。
人間も年をとると頭が固くなりますが角をとって丸い性格になれば楽しく過ごせます。
そう、防水シートは人間の人生を表しているのです(出まかせ)。
防水シートに限らず予算に合わせたリフォームプランをご提案いたしますので
安心してご相談下さい。
澤山でした。