パッキンちゃん

おはようございます。リフォーム事業部、澤山です。

寒くなってまいりましたね。

さて、普段よく見る水抜栓。こちらは少し昔のタイプで

今は平たいものや電動のものなんかもあります。

 

シュー

 

やや、なにやら水抜栓から変な音が聞こえます。

なにか不満があるのでしょうか。サクラかな？

いいえこちらは水漏れです。

水抜栓も長い間使うとパッキンが劣化してしまいます。

パッキンが劣化すると水が抜けてきてしまいます。

今回は水抜栓のパッキンの取替をしましょう。

パッキンを変えるにはこの水抜栓にあるピストンという部品を

取り出さなければなりません。

水道メーターから水を止めてハンドルの根元を緩めてゆっくり引き抜くと・・・

 

 

 

長っ

タイガー・ジェット・シンを彷彿させるこの棒の長さには理由があります。

実は水道管は凍結を防ぐ為に地盤の凍らなくなる深さまで掘られています。

その深さを凍結震度と言うのですが札幌では60cmより下になります。

そこの水を止める訳ですから水抜栓もこんなに長くなくてはならないのです。

そして現れたこのピストン。

尖ってます。思春期でしょうか。

このピストンにはパッキンが３つもあります。

この３つの黒いパッキンがジェットストリームアタックさながら水を止めているのです。が、

確かにパッキンが切れていますね。これでは水を止める事もできません。

この新しい綺麗なパッキンを付け替えます。

と、パッキンだけの交換で済む場合もありますが

今回はピストン自体も腐食してしまっています。

そう、ピストンも痛むのです。ついでなのでこちらも交換しましょう。

新しいピストンはこんなに綺麗。

新しいパッキンもすこぶる綺麗。生まれ変わりました。

切れにくくする為にグリスを塗ったらできあがり。このヌルヌルが肝です。

これでしばらくは大丈夫でしょう。

水抜栓の水漏れは自分で気づく事もありますが水道の検針で判明する場合もあります。

漏れた水は水道料金にしっかりと加算され驚きの金額で請求が来るなんて事も。

しかし安心してください。かかった費用は業者さんに頼んで漏水証明を

申請をすれば水漏れでかかった費用は水道局が後から還付してくれます。

初雪も降り、これから水抜栓とのお付き合いも多くなります。

皆様、時代はパツキン（死語）よりもパッキンです。

冬も皆様の味方、竹内建設でございます。

シューと聞こえたらまずはお電話ください。

澤山でした。