今、ZEB(ゼブ)を考える!暮らしを守るZEBの取り組み
2023/04/08
目次
みなさん、ZEB(ゼブ)って聞いたことはありますでしょうか?最近大注目のZEBについて、今日は熱く語りたいと思います。
1.そもそもZEB(ゼブ)とは?
ZEBとは「Net Zero Energy Bilding(ネット ゼロ エネルギー ビル)」の略称。建築物の中で人が使うエネルギー(※1)消費量を可能な限り減らし、残りのエネルギーを再生可能エネルギー源(※2)からまかなうことで、年間のエネルギー消費量が正味(ネット)ゼロになるように計算された建物です。ZEBは、建築物の持続可能性を高めることを目的としています。
※1 電気・ガス・冷暖房など通常生活するうえで必要なエネルギー
※2 太陽光発電、風力発電、地熱発電など
2.ZEBってなぜ必要なの?ゼブのメリット・デメリット
地球温暖化対策のために、日本は2020年に一つの宣言をしました。それは「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」というもの。2021年の閣議決定では、事務所ビルや商業施設などの建物では氏CO²排出量を(2013年比で)マイナス51%という目標が掲げられました。これらのことにより、ZEBの普及がより求められています。ZEBは、エネルギー消費量が削減できるだけではありません。次からはZEBのメリット・デメリットをお伝えします!
2-①.ZEBのメリット①環境への負担軽減
ZEBは断熱や換気システム、照明など建物全体のエネルギー効率を上げ、エネルギー使用量を減らします。また、太陽光発電などで創エネすることでZEBを実現しています。このことによりZEBの建物は温室効果ガスを減らし、環境への負荷を軽減してくれます。
2-②.ZEBのメリット②エネルギー自給自足
ZEBは、再生可能エネルギーからの電力供給を導入することでエネルギーの自給自足が可能となります。災害などの有事の際は、人々の活動拠点となることが出来ます。
2-③.ZEBのメリット③低ランニングコスト
ZEBは、エネルギー消費量が少なくなるように計算された建物なので、ランニングコストが抑えられます。商業ビルなどの場合は、入居するテナントや事務所にとっては経費の削減につながりますので、入居の際の決め手となるポイントになりますね。
2-④.ZEBのメリット快適な環境
ZEBは、建物全体のエネルギ―効率を向上させるために断熱性能や換気システムに配慮されています。これらは、居心地が良い、体にも良い環境を提供できます。そしてAEBの建物は高性能な設備で、環境にも優しい高い資産価値の建物となります。
2-⑤.ZEBのデメリット
ZEBの建物は高度なエネルギー効率技術を用いて設計されています。そのため、設計や建設には高度な技術が必要です。また、一般的な建物よりも建築費用も高くなる傾向があります。しかし、メリットがたくさんあるZEB。メリット・デメリットを考慮しつつ、採用したいところですね。
3.竹内建設のZEB実例
たけうち建設特建事業部で手掛けたZEB事例としては、「株式会社東日本計装」の事務所ビルです。こちらは写真を見ていただいてもわかるように、外壁に太陽光パネルを貼っていて、ビル自らエネルギーを作り出しています。
北海道の場合、屋根に太陽光パネルを設置するとどうしても冬の積雪で効率を落としてしまいがちです。こちらの事務所は外壁面に太陽光パネルを設置することで雪の問題を回避しました。
オーナー様インタビューはこちら
ZEBは、今後の政府や企業の取り組みにより、普及が進んでいくことが期待されています。
東京渋谷区の「二子玉川ライズ」は、日本初のZEB商業施設として有名です。
(ホームページはこちら二子玉川ライズ)
また、北海道大学の環境科学研究院、「NTTコミュニケーション新宿ビル」など、ZEBを採用した建物は増えています。
4.まとめ
私たちの暮らす地球を守るためのZEBの取り組み、いかがでしたか。
住宅以外の特殊建築でも日々の暮らしのため色々な工夫がされているのですね。
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株式会社東日本計装